染みの種類

ひとくちに染みといっても種類は多岐に渡り、種類次第でどのように染み抜きを行うかや、染みの落ちやすさも異なります。

よくあるのが水溶性のタイプの染みで、コーヒーや醤油などをこぼしてできてしまったものです。

水溶性に該当する染みは、ついて時間が経っていない染みであれば水を使っただけで簡単に取り除くことができます。

しかし、時間がかかると落ちにくくなり、完全に染み付いてしまいます。

その次に多い染みというのは、油性の染みで、口紅や料理に使う油などによるものです。

これらの染みは油分を含んでいるため、クレンジングオイルを使用して染み抜きを行うと除去しやすくなります。

でも、油性タイプの染みもそのままにしておくと取り除くことが困難になってきます。

水溶性にあたるのか、油性にあたるのか判別できない時は、染みに水をかけてみてはどうでしょうか。

水が馴染んだら水溶性、水が弾き返されるなら油性の染みと考えられます。

この他、手こずるのが水にも油にも溶けない不溶性と呼ばれる染みで、代表的なものとしては、ボールペンのインクや墨などがあります。

油性や水溶性タイプの染み抜きのやり方では取り除きにくいので、ブラシを利用したり、手でも揉んだりして染み抜きを実践しましょう。

こういった染みが主なものとなりますが、この他に血液などといったタンパクによる染みやワインやフルーツなどの色素の染みも存在します。

時間が経過することで古い染みになったり黄ばみが進行して、漂白の染みになってしまうこともあります。

こういう染みは、家庭で染み抜きを施すのはたやすくないので、多くの人がクリーニングに出すようです。

でも、染み抜きを請け負っていない場合や、クリーニング店の中には染み抜きに関する技術が未熟なお店もありますから、最初に調査を行っておきましょう。

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