染み抜きの準備
染み抜きに取り組む場合、特に重要なことは、完璧に準備を整えておくことです。
染みにはいくつか種類があるので、それに合わせて準備しなくてはいけないものが多少異なってくるからです。
まず、染みが発生したら、1分1秒でも早く染み抜きを施しましょう。
このことについては、どの種類の染みであっても一緒です。
水溶性にあたる染みは、染み抜きに取り掛かるときに、手始めに水がある状態にすれば応急処置をすることができます。
時間をかけて染み抜きをする時は、水を含ませたあと絞ったタオルと、染みの下にセットするタオル、あとはキッチン用の洗剤も用意しましょう。
タオルを使うのは、この素材が染み抜きにうってつけで、キッチン洗剤は染みを落としやすい上に、素材への負担も少ない中性洗剤だからです。
染みを取り除きづらい時は、使わなくなった歯ブラシを利用するのも賢いやり方でしょう。
染みの成分によっては、アンモニア水やお酢を使って染み抜きを実施します。
これ以外に、油性にあたる染みを早く染み抜きしたいような際には、乾いた状態のタオルを揃えます。
時間を費やして染み抜きをするのならば、染みのある部分の下に使うタオルと乾いたタオル、それとベンジンを準備する必要があります。
油性にあたる染みでも、染みが取り去りづらいのでしたら、使用しない歯ブラシを揃えておくとより効果が上がるでしょう。
染み抜きすることができたら、乾いたタオルに少し水を含ませて、再度染み抜きに利用します。
不溶性の染みについては、とりあえず急いで処置する際には洗濯に利用する液体洗剤を使います。
下に敷いて染みを吸い取るタオルも合わせ、絶対に二枚のタオルは準備します。
本格的に染み抜きする際には、不要な歯ブラシを利用して染み抜きしましょう。
特定の種類の染みなら、オキシドールであるとかアルコールを扱うのも上手な染みの落とし方と言えます。