染み抜きの方法を選ぶ
服の汚れの中で苦労するのが染み抜きで、長期間放っておけばおくほど落としづらいものです。
そのため、汚れが染み付いてしまったときは、とりあえず早い段階で染み抜きするように心がけましょう。
ただし、通常の洗い方では、染みが落ちないことがほとんどです。
染みは、それぞれの性質の違いによって除去の仕方が変わってきますので、染みの種類に合わせた染み抜きの方法を選ぶことが必要です。
比較的落ちやすいのは水に溶けやすい種類の染みですが、水溶性のものや油性のものの場合には簡単に取ることができません。
さらに、服や下着の素材が異なっても染み抜きの手段が異なってきます。
水洗いNGだったり、染み抜きにまず向いていないような素材もありますから、先に調べておきましょう。
染み抜きを家庭で行うときは、染み抜きをするのに有効な洗剤や漂白剤を扱うことが一般的です。
近年は、環境に悪影響が少ない重曹や酢も染み抜きに取り入れられてきています。
以上のようなものを使って、染みの種類や衣類の素材に応じ、手を用いてソフトにもんだり、ブラシやタオル、それからヘラなどを扱って丁寧に染み抜きするようにしましょう。
染みは擦ることにより楽になくなると思い込んでいる人も少なからずいるかもしれませんが、それは違っています。
擦ることにより、衣類の素材にダメージを与え、破壊してしまうため、推奨できません。
自宅で実践する染み抜きは、ガンコな染みや落ちにくい染みなど、状況によっては落とすのには限界があります。
無理な染み抜きは布地を傷める原因となってしまうので、クリーニングに出すのも有効なやり方です。
染み抜きをしてもらうのは一般のクリーニング料金とは別に料金を追加して行うところも少なくありませんので、前もって確かめておくようにしましょう。